テレビ宮崎様より社内情報共有ツールとしてデジタルサイネージを導入したいというご要望があり、自立式KIOSKモデル43インチのインタラクティブ型サイネージ本体とサイネージ内コンテンツの制作を行いました。

ヒアリング・ご提案・制作作業

UMKテレビ宮崎様のヒアリング調査を行なって浮かび上がった主要なニーズとご要望
・番宣等の動画・静止画・テキストの総合表示
・社内共有用の視聴率推移グラフ(紙媒体)をペーパーレス化
・最新のお天気予報や台風情報等の発信
・自社で発信しているTikTok縦型動画の表示・共有
・動画コンテンツや社内情報などを簡潔に自社で更新し素早く反映(クラウド型を使用)
・始業・終業と曜日・時間によってサイネージ本体の自動電源ON・OFF機能

まずメインとなる動画・静止画コンテンツの表示は導入するサイネージの全高と一般的な目線の高さを考え最も見やすい上部に配置するようにしました。

さらに中段部にテキストを５段階で表示。ロールテキストとスライドテキストの両方を試していただきスライドテキストを採用していただきました。

制作時のこだわり

特に制作に力を入れた部分は上部の「動画・画像の表示エリア」と下部にある「天気予報の表示エリア」です。
「動画・画像の表示エリア」は動画がスムーズに再生されるような設計と画像表示の際に表示秒数を変更可能とするなど汎用性の高いフォーマットで制作。

また「天気予報の表示エリア」はUMK公式HP掲載の天気予報画像を表示させる仕様で制作しました。公式HP上ではURLパラメータを使用して情報の更新を行なっていました。そのためサイネージ上でも5分おきにURLパラメータを書き換え更新を促し常に最新の天気予報が表示されるような設計に仕上げました。

更新はネットワークで一元管理できるクラウド型を使用し、回線も高速ネット環境が整っていたためサイネージ本体にはLANケーブルを引き込まずWi-Fiで対応。そのため配線が非常にスッキリとした足回りに。
本体電源は始業・終業・曜日・時間に合わせて自動ON・OFFが出来るように内部アプリとマクロを設定させて頂きました。

加えてスピーディーにコンテンツの更新が行えるようにと管理画面も設置。誰でも直感的に操作できることやリアルタイムにデータを反映することを前提に、フロントエンドフレームワークやデータベースの選定・設計を行いました。セキュリティ面でも不特定の方々が不用意に書き換えを行えないように管理画面へログインするための認証機能の実装も併せて行いました。

なお従来のCMSでそれぞれのサイトやアプリ専用に作られているものは少ないので不要な設定が含まれている場合もありますが、今回は専用の管理画面を制作したため不要な設定をできるだけ省きシンプルで誰でも使いやすい管理画面を実現することが出来ました。